初めてHausarztを受診しました

オーストリアで初めて病院受診しました

5月半ば、扁桃腺炎をこじらせ、高熱と喉に膿がつく状態になってしまい、Hausarztを受診しました。

オーストリアで病院受診するのがそもそも初めてだったので、初診は夫についてきてもらいました。
28歳という大の大人が病院に行くだけなのに、仕事の合間に抜けるのを許してくれた職場には感謝しかありません。。。涙

 

Hausarzt(家庭医)の探し方

基本的にネットでHausarztと検索するとご近所のクリニックが表示されますので、そこからホームページ(あれば)に飛び、予約が必要かどうかを確認します。
私の受診先はもともと夫がgoogle mapで検索して見つけた口コミの良いクリニック。夫のかかりつけ医でもある近所の女医さんです。
他のクリニックはそれぞれ先生の方針があると思いますが、こちらは予約不要・即受診可という大変便利なクリニックでした。しかもホームページには英語OKとの表記が!

まずはHausarztへ受診

オーストリアでは、基本的にすぐ専門医は受診しません。(除:皮膚科、婦人科、産科、小児科、救急 etc)日本と大きく違うところですね。
症状が重かったり、Hausarztだけでは対応が難しい症例はすぐに紹介状が発行されて専門医につなげてもらえるそうです。
Hausarztは日本でいう内科・総合診療科の医師です。

 

受診の流れ

  1. 予約不要なのでそのまま受診し、受付(ナース)で簡単に症状を説明
  2. 診察
  3. 処方薬をもらいにApothekeへ


医療費の支払いがないからか(?)日本のように医療事務や受付はおらずナースが座ってました。
Hausarztでは基本的に処置もないので、輸液する患者や心電図を取る患者など必要な時にナースが呼ばれる仕組みの様でした。
受付では、「〇日前から発熱して、のどが痛くて扁桃腺腫れてます。白くなって膿が出てるかもしれません」と夫が伝えてくれました。
E-cardを提示して、住所や電話番号を伝えたら終わりです。問診も一切ありません(笑)


英語OKなので英会話で先生に症状を説明。ライト当てて喉だけ確認。
膿が出てたので、抗生剤を処方してもらっておしまい。3分くらいw


クリニックでの支払いはなくそのままApothekeへ。なんとE-cardに処方情報が記録され、E-cardを薬剤師に渡せばお薬がもらえます!ここでも問診なし(笑)
Apothekeでは処方料?の6.58€を支払って終了。

 

受診時に気を付けたいこと

一応、日本で医療従事者の免許を持っているので、一連の受診を終えて気を付けたいと思ったことを書きます。

1.問診がない分、自分の症状をしっかり伝えること
→日本では問診票の回答に沿って、医師や看護師が追加で質問してくれたりしますが、一切ありません。伝えそびれのないようにまとめておくと良いかと思いました。(熱で朦朧としている時には苦行でしょうが、、、)

2.服薬中の薬を伝えること
→日本では薬剤師さんが「現在飲んでる薬やサプリはありませんか?」と聞いてくれますよね。こっちではなかったです。(人によるかもしれません)
これまでの処方薬についてはe-cardに履歴が残っていて薬剤師も確認できるかもしれませんが、自分で購入したサプリなどは薬剤師は知ることないので、「○○飲んでますけど、飲み合わせ大丈夫ですか?」と聞いて確認できるとさらに良いと思いました。
あと女性だと妊娠の可能性とか、授乳中かどうかとか結構大事だと思ってます。

3.AntibiotikaにはProbiotika必須
今回Antibiotika(抗生剤)を処方されたのですが、そうとう強い薬だったようで、服薬直後から重い胃痛に悩まされました。抗生剤なので、服薬中断もできず、再受診してProbiotikaをもらいに行きました。
日本で抗生剤のんで腹痛の副作用がでたことなかったので、Probiotika要りませんと最初に断ってしまったんです。。。
全体的にどの薬も日本より内容量が多いので、保護的に働く薬を提案されたらもらうべきだと思いました。
再診前にApothekeに助けを求めたら、無能薬剤師にブスコパン(なぜか胃痙攣の薬)買わされたので、薬関係の悩みは今後必ずクリニックに再診しようと心に決めました。