ドイツ語学習のための公的サポート① Wiener Sprachgutschein

ドイツ語学校は高い

ドイツ語学校は学費が高い。とにかく高い。。。
Intensivkursに通うとなると、350~500€くらいします。家から遠ければこれに加えて交通費もかかるし、学校によってはテキスト代は別料金なんてところも。

それでも自己学習で何とかなるのは実際A2くらいまでのような気がします。文法だけせっせか勉強しても喋れるようにはならないし、Sprechen・Hörenの練習、Schreibenの添削は個人ではできないですよね。

 

ウィーンは補助が少ないらしい

インスブルックザルツブルクに住んでいるお友達から、公立(だったと思います)の語学学校に通って半額学費が返還されたという話を聞きました。羨ましい、、、涙
残念ながらウィーンにそのような補助は存在しません。

 

そんなウィーンで受けられる補助は?

その名も"Wiener Sprachgutschein"です!
内容は、語学学校にてコースを受講した際に150€(1回だけ)の還付金をもらえる、というものです。
※語学学校は指定されているものに限り、レベルはB1まで、1コースあたりの最小時間数も規定されていますのでご注意下さい。

詳しくは↓をクリックして確認。

start.wien.gv.at

 

補助券のもらい方

①上記担当部署のアポイントを取る(MA35本庁?の中にあります)
②アポ当日、身分証、在留カード、住民票など必要書類を持って行く
③一通り説明を聞いてGutscheinをもらう
④Wien市主催の勉強会に参加する
⑤勉強会の講師からGutscheinにサインをもらう
⑥語学学校の受付に提出し、150€還付金をもらう

このチケットは④の勉強会に参加しない限り有効ではありません。勉強会の予定は③にて教えてもらえます。多言語で開催されてますが、残念ながら日本語はなし。私は英語の「オーストリアの教育制度」という回に参加しました。

ご注意いただきたいのが、①~⑥全てが終わるまでに3か月くらいかかることです。
そもそも①の予約がすぐに取れず、④の勉強会も英語回が頻繁に開催されていません。
つまり、B1のコースに通い終わる前に⑥まで終わるようにお気をつけください。

 

MA35の担当者はとても親切なルーマニア人の女性でした。「自分はオーストリアへ越してきたときとても大変な思いをして、同じ経験をする人が一人でも少なくなれば良いと思っているから、何かあったら連絡してね。」と仕事用のアドレスをくれました。「ドイツ語ができないと仕事探すのが大変なのに、ウィーンからの補助は150€しかなくてごめんなさい」とも言われました笑

幸運なことに、とくに連絡するほど困るような出来事には今のところ出会っていませんが、優しさが沁みました涙

 

その他の支援は?

実際150€ポッキリでなないのです。他にもいくつかありますが、ウィーンで万人が貰えるのは150€だけです。

  1. ÖIF-Bundesgutschein
    移民の中でも、Integration Agreement(統合協定?)を結ばなければいけない人のみに提供される支援です。簡単に言うと、ビザの更新に際してÖIFのテストを受ける必要がある人はもらえます。
    修士号以上の学位保持者はこの統合協定が不要なので、お金はもらえないことになるみたいです。
    一応ÖIFに電話して確認したらそんな理由で無理だと言われました涙

  2. AMS
    オーストリアのハロワことAMS。Arbeitsuhende(求職者)としてレジスターすると、無料で語学学校に通ったりできます。
    学校を選べない、通いたい時期に通えない、そもそも連絡が来なくて支援を受けられない、という話を聞いたことがあります。が、一人AMS主催?の語学コースに通った友人がいまして、彼女は結構満足してると言っていました。
    ただし、AMSにレジスターすると提案された会社の面接はほぼ必ず受けなければならないそうで、自由と引き換えにお金をもらえる感じです。

  3. waff-Förderungsfonds
    労働者向けの支援。語学学校の受講料の90%をwaffが負担してくれます。レベルの上限はありませんが、支援金は合計3000€まで。
    無事に就職したので、現在私はwaffに申し込み中。別の記事で詳細を書きます。

 

以上、ウィーンんで受けられるドイツ語学習の支援でした。
無事に働き続けられたらC2までちゃんと受けたいなと思っているところです。